Excelで表を整えていると、「さっきと同じ背景色を、こことこことそこのセルにも付けたい」や「セル結合を、こことこことそこで繰り返したい」と思うことはありませんか? そのたびにリボンを操作するのは面倒ですよね。ショートカットキーがある操作もありますが、あまり使わないショートカットは徐々に忘れてしまいます。
そんなときに超便利なのが、キーボードのF4キーです。
地味なキーですが、「同じ操作をもう一度」と覚えておくだけで、出番がぐっと増えます。
この記事では、Windows版のデスクトップExcelを対象に、空のブックで試せる例を紹介します。
Mac版やブラウザー版ではキー操作が異なる場合があります。
まずはこれだけ!色を付けたら、次のセルでF4
- 空のブックを開き、任意のセルを選びます。
- [ホーム]タブの[塗りつぶしの色]から、黄色を選びます。
- 次に別のセルを選び、F4キーを1回押します。
同じ黄色の背景色が付けば成功です。続けて他のセルを選び、F4キーを押せば、そのセルも黄色の背景色になります。
F4キーは、対応している直前の操作を繰り返すショートカットです。MicrosoftのExcelのショートカット一覧(英語)でも、この動作が説明されています。
「複数回同じ操作を繰り返したい」ときに便利
先ほどは背景色を変更しましたが、よく使うのはセル結合です。
1か所目の結合は、マウスでリボンから選びますが、それ以降は、セルを選択して F4 キーを押していくだけです。
他にも、1行追加したあとに、他の行を選択して F4 キーを押すことで行追加を繰り返したり、反対に行削除を繰り返したりするなど、慣れるほどこの「直前の操作を繰り返す」という動作が使い勝手の良い機能になります。
たとえば、個人的には Ctrl + Shift + – 等の3キー以上のショートカットは、キーボードによって配置が変わるので、あまり好まないのですが、こういう場面でも1度ショートカットを押した後は、F4 キーで繰り返しを簡略化することができます。
見た目を丸ごとコピーするキーではない
気を付けたいのは、「直前のセルと同じ見た目にする」機能ではないことです。
たとえば、セルを黄色にした後で、文字のサイズも変更したとします。その後のF4で、黄色と文字サイズの両方がまとめて再現されるとは限りません。途中で別の操作をすると、繰り返す対象も変わります。
色を繰り返したいときは、まず1か所を目的の色にしてから、次のセルでF4を押す。この順番で覚えておくと迷いません。
また、F4は一連の手順を記録するマクロではありません。すべての操作が繰り返せるわけではない点も、押さえておきましょう。Microsoftの「操作を元に戻す・やり直す・繰り返す」(英語)にも制限が記載されています。
F4が効かないときは、ここを確認
1.Fnキーとの組み合わせが必要なケース
ノートパソコンなどでは、F4の位置に音量やマイクなどの機能が割り当てられていることがあります。F4だけで別の機能が動く場合は、Fnキーを押しながらF4を試してください。
FnロックやF-Lockの有無、切り替え方は機種によって異なります。一律に「Fn+Escで直る」とは限らないので、常にF4として使いたい場合は、パソコンやキーボードの説明を確認しましょう。
2.繰り返せない操作では?
F4は、あらゆる入力や操作を再生するキーではありません。反応しないときは何度も連打せず、空のシートで「色を付ける→別のセル→F4」の例から確認してみてください。
操作を誤った場合、今回のような色付けや数式の変更は、Ctrl+Zで元に戻せます。練習は大事な業務ファイルではなく、空のブックで行うと安心です。
なお、Alt+F4はExcelを閉じる別の操作です。「F4」と「Alt+F4」を混同しないようにしましょう。
まとめ:まずは「同じ色を繰り返す」ことから
F4キーの便利な使い方は、まず次の2つです。
- 通常の操作中:対応する直前の操作を繰り返す。
- 数式内の参照を選択中:$を付ける場所を切り替える。
難しい設定は必要ありません。まずは空のブックで、セルに色を付けて、別のセルでF4を1回。それだけでも「毎回メニューに戻らなくていいんだ」と感覚をつかめるはずです。
慣れてきたら、割引率のような共通の値を使う数式でも試してみてください。小さなキーですが、表作りのちょっとした手間を減らしてくれます。
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